スマートフォンや携帯電話のキャリア間顧客争奪合戦に伴って、乗り換えMNPキャンペーンのキャッシュバック金額が最大7万円まで高騰していることは、当欄でも再三取り上げて来たワケですが、この加熱を「行き過ぎ」として、総務省が通信各キャリアに通達を検討しているという話題が3月中旬のネットを賑わしてました。

一時は3月16日でキャンペーン終了の噂がたったものの、その後「総務省から指導を受けた事実はない」との報道があり、MNPサイトのキャッシュバック金額にも変化がなかったことから、デマ説も飛び交っていましたが...
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・ スマホの高額なキャッシュバックがなくなるかも（GIZMODO）

やはりMNPキャッシュバックの原資となっていた、キャリアからの販売報奨金（インセンティブ）の減額が行なわれていたようで、遂にソフトバンクモバイル系代理店のMNPキャッシュバック金額が、最高7万円から3万円に減額されてしまいました。
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・ おとくケータイ.net
・ ケータイ・スマホを買うなら「乗り換え.com」

例年、年度末商戦ということで4月中旬まではキャンペーンが展開されてましたから、各代理店とも今年もそこまではと自腹で頑張っていたんでしょうか。まだ広告表記が「7万円」になっていたりして混乱してるみたいですが。

「MNPキャッシュバック金額を押さえるように」というお上（総務省）のドコモ・au・ソフトバンクへのお達し（指導）は、ホントに出てたんですねえ、やっぱり。

まあ、乗り換えを何度も繰り返して利益を得るユーザーが目立つようになって来てたし、その原資は長期ユーザーの通信費から拠出されているというのは、確かにフェアじゃなかった。
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・ スマホキャリアのMNP争奪資金は年1兆円も使われてるんだと！

高額キャッシュバックでのMNPに乗り遅れた人には痛い変更ですが、キャッシュバック金額は数年前から、最大5万円→2.5万円→7万円と増減して来たわけですから、今後の展開がどう振れるやらまだ分かりませんよ。

これで各キャリアや代理店の顧客争奪が終わる訳じゃありませんから、新手の魅力的な特典が、あの手この手で編み出されてくることは確実と思われます。まあしばらく静観してましょうかね。