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思春期の子供の不眠症が増えています。受験生が昼間ぼーっとしていたりするのも生活習慣の乱れによるリズム障害であることが多く、睡眠時無呼吸症候群などの病気が隠れている場合や、起立性調節障害などに伴う不眠症もよく見られます。睡眠障害は子供の変調のサインであることが多く適切な治療が必要な場合もあります。思春期の子供が陥りやすい不眠症に注意してください。

子供の不眠症や睡眠障害は昼夜が逆転するリズム障害に要注意。

fumin.jpg 思春期の子供から睡眠不足を訴えられても、単なる生活習慣の問題だと軽く考えがちですが、たっぷりした睡眠が必要な成長期の睡眠不足が、体に大きなダメージを与えることが分かってきました。

思春期の子供は身長が急激に伸び、体も大人びたように見えますが、脳の発達はまだ未成熟であり、いろいろな問題を起こしやすい状態なのです。

勉強でもそうなのですが、パソコンやゲームなどで深夜まで起きている癖がついてしまうと、当然、朝起きるのが辛くなってきます。起床時の体の、光に対する反応の時間がずれてくると、日本にいながら時差ぼけと同じ状態に徐々になってくるのです。

こうしたリズム障害は、特に思春期の子供におこりやすい傾向があります。そのうちに自分の意志では睡眠のリズムを取り戻せなくなってしまいますから、子供が朝寝しているときでもカーテンを開けて朝の光を入れるなど、普段から生活のリズムを作る対策をとってあげるようにしてください。

また、コーヒーやコーラなどのカフェインが入眠時間に影響を与えている場合も多いですから就寝前の摂取はひかえるように指導しましょう。

思春期の子供の睡眠障害には、不眠症などの病気が隠れている場合も

思春期の子供の睡眠障害には、不眠症など治療を必要とする病気が原因になっている場合があります。特に夜更かしをしていないのに、昼間眠そうだったり元気がなかったりするような場合は、「睡眠時無呼吸症候群」の疑いがあります。

また寝ているときに脚がピクつく「周期性四肢運動障害」や「むずむず脚症候群」などが原因で睡眠が障害されている可能性もありますので、病院で診察を受けてください。

しかし最も多いのは「不眠症」です。不眠症は、夜、寝付けなかったり、眠っても夜中や朝早くに目が覚めてしまい、眠りが浅くなって昼間の生活に支障が出てしまうもので、子供ではなかなか自覚できない場合も多いので、両親の注意が必要です。

大事なことは、子供の不眠を意志の弱さや神経質なせいだと決めつけてかからないことです。生活習慣の改善で快方に向かわない場合は、専門の医師に相談するように促しましょう。

睡眠薬を使用するのは不安を感じますが、現在の睡眠薬は改善が進み、体が自然に眠るのを後押しするような役割になっていますので、すぐにバタンと眠りに落ちるような強いものばかりではありません。生活環境を整えたうえで正しく服用すれば、不眠症を治していくのに有効で安全なのです。

 

コラム:起立性調節障害とは?

小学校高学年から受験生に多い不眠症では「起立性調節障害」に伴うものが多くなっています。これは自律神経の変調で朝の血圧が上がりにくくなり、体がだるくて登校などに影響が出るものです。逆に夜は元気になるので、さらに眠れなくなることも。思い当たるような場合は医師や医療機関で診察・治療を受けましょう。

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