おたふくかぜとムンプスワクチンの任意予防接種【育児】

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ムンプスとは「おたふくかぜ」のことで、流行性耳下腺炎とも言います。特効薬がなく、髄膜炎や脳炎などの合併症があるので、予防のためにムンプスワクチンを接種します。

ムンプスワクチンはムンプスウイルスを弱毒化して作られた生ワクチンで、ニワトリの細胞から作られています。おたふくかぜ(ムンプス)予防のために接種するワクチンですが、無菌性髄膜炎の副反応が問題となり、定期接種の対象から外れました。現在は単剤での任意接種が行われています。

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)の合併症を防ぐムンプスワクチン接種

おたふくかぜは、ムンプスウイルスの飛沫感染で伝染します。潜伏期間は2~3週間で、おたふくかぜ(ムンプス)に実際に感染した場合は60%~70%の割合で、片方または両方の耳下腺や顎下腺(いわゆる唾液腺)が腫れて痛み、発熱などの症状がみられます。

唾液腺が腫れるのはおおむね1~2週間ですが、人に感染させる期間は腫れて来る3日前から始まり、腫れている間中続きますので注意が必要です。もし罹ってしまったときは、ムンプスワクチン接種済みなら数日間安静にしていれば良くなって来ますが、未接種の場合は悪化することもありますので医療機関を受診しましょう。また腫れている間は伝染しますので、人との接触を避けてください。

おたふくかぜは、不顕性感染といって、感染して免疫ができても症状のみられない場合が30%ほどあります。合併症が多いのも特徴で、おたふくかぜ合併症には、無菌性髄膜炎、脳炎、精巣炎(睾丸炎)、膵炎、聴力障害(ムンプス難聴)などがあります。

無菌性髄膜炎は最も多く、10人中1人におこり、発熱が続く、嘔吐、頭痛などの症状が出ます。脳炎は5000人に1人の割合で発熱が続き、意識障害やけいれんなどの症状があります。また思春期以降におたふくかぜにかかった男性の数%で精巣炎(睾丸炎)がおこることがあります。

なかでもムンプス難聴は恐ろしく、毎年数百~千人近くの難聴患者を発生させていますが現代の医学では治すことができません。また妊娠14週までの妊婦が罹患すると三分の一が自然流産するというデータもあります。これらを予防するためには、おたふくかぜ(ムンプス)ワクチンを接種するしか方法はありません。

ムンプスワクチン接種の時期と副作用

ムンプスワクチンは1981年から任意接種として一般接種が開始されたのち、1989年~1993年の間はMMRワクチン(麻疹・風疹・おたふくかぜ混合ワクチン)として定期接種されましたが、髄膜炎の副反応が多く中止された経緯があり、現在は単剤での任意接種が行われています。副作用は比較的少ないようですが、卵、ゼラチン、抗生剤アレルギー既往者の接種には注意が必要です。

保育園で集団生活をしている子どもの場合は、満1歳を過ぎ、MR(麻疹・風疹混合ワクチン)ワクチンの接種が済んだら続けてムンプスワクチンの接種を受けましょう。ムンプスは3~4歳が最も多く、2~9歳が好発年齢です。

通常は1歳以上の者に1回接種することになっていますが、接種に上限はなく、妊娠中の女性以外は大人が接種を受けても構いません。おたふくかぜを発症すると約1週間は集団生活が不可能になることや、恐ろしい合併症があることを考えると、未接種の大人も接種を積極的に検討する意味はあります。


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このブログ記事について

このページは、管理人が2016年3月15日 19:37に書いたブログ記事です。

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