赤ちゃんとスキンシップをとり、親子の絆を深めるベビーマッサージが人気です。ベビーマッサージオイルをつけてやさしくなでると親子ともにリラックスできるうえ、赤ちゃんの発育の効果もあると言われています。ベビーマッサージの方法と上手におこなうコツ・注意点などをまとめました。
ベビーマッサージは、親子がスキンシップでふれあうことによって赤ちゃんの情緒の安定が増して発育にも効果があるといわれ、またマッサージを施す母親にもα波が増えてリラックスでき、育児によるストレスの軽減も期待できるのです。
◯ 準備
ベビーマッサージを行なうときは、まず部屋の環境を整えてから行ないます。赤ちゃんが裸でいても寒くない室温にし、騒音や突然音を発するもの(電話や時計など)をあらかじめ除いておきます。
空腹だと泣きやまないことがありますから、ミルクを少量与えてから始めると良いでしょう。飲ませ過ぎると途中で吐いてしまうことがありますから程々に。そしてベビーマッサージオイルはすぐ足せるような容器に入れておくと便利です。
◯ やり方
まず、オイルをたっぷりと手にとり、胸やおへそを円やハートを描くようにゆっくりとなでたり、背中を首からおしりまでゆっくりとなでおろしたりします。
足の太ももからふくらはぎを足先までなでおろしたり、外側へ絞るように足首までくるりと回るように滑らせます。親指の腹で足の裏をやわらかく指圧したり、手の指をつまんでなであげたりするのも良いでしょう。
手順には特に決まりはありませんので、赤ちゃんの好きな順番にマッサージしてあげてください。
◯ コツ・注意点
赤ちゃんと触れ合うことが大事ですからテキストなどを見ながらやらないこと。赤ちゃんとおしゃべりしながら30~40分かけてくまなくふれ、関節をやさしく動かします。手のひらを密着させてやわらかくなでこするのがコツです。
終わったら赤ちゃんに、ミルク・おっぱいなどの水分補給をたっぷりと与えて休ませましょう。
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ベビーマッサージオイルはたっぷりと使いましょう。すべりが悪くなると、赤ちゃんのデリケートな肌に負担がかかってしまいます。
また、肌に手を当てるときは冷たくなっていないか気をつけて。体温程度になるまで手をこすったりして温めてから触れましょう。
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最初はどれくらいの力で触れて良いかわかりにくいものです。まずは弱めの力加減でスタートし、赤ちゃんの反応や様子を見ながら力とスピードを加減してゆきましょう。マッサージ中に無言になるのは禁物。つねに声をかけたり歌を歌ったりしながら、赤ちゃんとコンタクトをとるように心がけます。
赤ちゃんがいやがったり、ぐずり出したりしたときは、無理に続けようとせずに中止してください。リラックスして触れ合えなければベビーマッサージの意味がありません。
また、赤ちゃんの肌を傷つけるような、長い爪先や指輪などのアクセサリー、腕時計は外し、刺激の強い化粧品なども落としてから行ないましょう。
ベビーマッサージを行なった未熟児は、しなかった未熟児に比べて体重増加が早く、またストレスも減少するという報告があります。ともあれ、ベビーマッサージは赤ちゃんとのスキンシップが基本。抱くことによって子供は安心感を覚え、情緒が安定するといわれ、ひいては人間らしさを育てるのです。
詳しくはベビーマッサージ教室の講習会や書籍・DVDなどを参照してください。
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