ミネラルウォーターには硬水と軟水があり、含まれるカルシウムとマグネシウムの合計含有量を表わす指標が硬度です。輸入品に多い硬水ミネラルウォーターにはカルシウムやマグネシウムが豊富に含まれていて、高い高度の製品が多数販売されています。
硬水ミネラルウォーターは水分の補給ばかりでなく、日本人の食生活では不足しがちで骨粗鬆症や心筋梗塞の原因となっているミネラル成分の補給が手軽に行なえ、また便秘やダイエットにも効果的な飲料水です。
ヒトの体の60%が水分で構成されていることは、よく耳にする知識です。その水分の必要量がわずか1%~2%でも不足してしまうと、のどに乾きを覚え、さらに不足すると頭痛やめまい、脱水症状がおこる可能性が生じるといいます。ですから、こまめな水分の補給は健康にとって非常に大切なのです。
また、汗をかくと水分だけでなく体にとって大切なミネラル成分も同時に排出されてしまうので、ミネラル不足が進み体調不良を起こしかねません。しかし普通の水を飲むだけではミネラルは補給されません。そこでカルシウムやマグネシウムを豊富に含む、硬水ミネラルウォーターが注目されているのです。
カルシウムやマグネシウムなどのミネラルは、体内では合成できないため、外部から摂取する必要がありますが、日本人の摂取量はどちらも不足しがちな傾向にあります。
カルシウム不足は骨粗鬆症の、マグネシウム不足は心筋梗塞などのリスクを高めていて、特にマグネシウムを補う食品は少ないので、硬水ミネラルウォーターを飲む習慣を付けて日常的にミネラルを補給することが健康管理にプラスになるのです。
高度の高い硬水ミネラルウォーターには、カルシウムとマグネシウムをバランスよく補給できるほか、便秘解消の効果もあります。マグネシウムなどのミネラルは水分を吸収して便をやわらかにする働きがあるのです。
ミネラルを多く必要とする妊産婦のカルシウム補給や、大量に発汗するスポーツ後のミネラル補給、またダイエットにも硬水ミネラルウォーターが効果的です。
硬水でお米を炊くと、ごはんがパサパサになったり、緑茶の味や香りが引き出せなかったりすると言われますが、反面、パスタをアルデンテにゆでたいときには、硬水の方が適しています。
また軟水が適すると言われるコーヒーも、エスプレッソに入れる場合は硬水の方が向いている場合があります。イタリアのミネラルウォーターには硬度の高いものが多いので、これはうなづける報告ですね。
◆ 硬水ミネラルウォーター:硬度300mg/l以上(1000mg/l以上は超硬水)
クールマイヨール(硬度 1612)、コントレックス(1559)、トニースタイナー(1019)、サンペレグリノ(674)、ペリエ(400)、ヴィッテル(307)、エビアン(304)など
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・ 硬水ミネラルウォーター ブランド一覧
◆ 中硬水ミネラルウォーター:硬度100~300mg/l
ストラスモア(210)、フィジーウォーター(105)、ティナント(102)など
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◆ 軟水ミネラルウォーター:硬度0~100mg/l
六甲のおいしい水(84)、ボルヴィック(62)、クリスタルカイザー(38)、南アルプスの天然水(30)、白神山地の水(0.2)など
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・ 軟水ミネラルウォーター ブランド一覧
水の硬度を算出する計算式は国によって異なり、また硬水と軟水の区分けも違います。日本ではカルシウムとマグネシウムの量を炭酸カルシウム量(CaCO3)に換算したものを硬度としていて、mg/Lやppmで表記されます。
計算式は、硬度[mg/l]=(カルシウム量[mg/l]×2.5)+(マグネシウム量[mg/l]×4.1)です。
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