3ヶ月コリックは、生後3ヶ月頃までの赤ちゃんが夕方になると突然激しく鳴き出して、ぐずる状態が続くことを言います。病気とはみなされていないため、現在でも十分な研究がされていませんが、いろいろな原因と対処法が考えられています。赤ちゃんの夜泣きの対処法などをまとめました。
3ヶ月コリックとは、生後6週間頃から3ヶ月頃までの間、赤ちゃんが夕方に突然激しく鳴き出す状態を指します。成長につれ、ある程度周りのことが理解できるようになった頃で、お母さんのイライラ気分が伝わったり、お母さんが視界から消えた不安、また自己主張したいが故の泣きなどが原因として考えられています。
この時期の甘え泣きやイライラ泣きが「3ヶ月コリック」です。「夕暮れ泣き」「たそがれ泣き」などと呼ばれることもあり、夕方の1~2時間、だいたい同じ時間帯に激しく泣き続けることがあります。
3ヶ月コリックの原因はよくわかっていませんが、十二指腸が激しくけいれんするために起るという説など諸説があります。この時間帯は夕食の準備などで忙しくなるので、母親にとってもイライラの原因となりがち。どうしても泣き止まないような場合は、外へ連れ出してみると良いかもしれません。
夕暮れ泣きや夜泣きには遺伝的な素因があることが知られていますので、おばあちゃんにどのような対処をしたら泣き止んだかを訊ねてみるのも一つの方法です。また小児科の医師に相談すると父母では気付かない環境などの要因を指摘してもらえるかもしれません。
生後4ヶ月を過ぎた赤ちゃんになると、夜中のミルクが一回抜け、六時間ぐらいは眠り続けるようになってくれるのが普通ですが、母乳をほしがって途中で起きて夜泣きするような場合には、母乳不足が原因とも考えられます。
また寝室に隣接する居間の照明が明るすぎることが夜泣きの原因になっている場合があります。赤ちゃんを寝かしつけたら、隣接する居間の照明を半分くらいに落とす工夫をしてみてはいかがでしょうか。
まじめなお母さんほど、赤ちゃんが昼間良く寝ている時間帯を、チャンスとばかりになるだけ仕事を片付けてしまおうと張り切ってしまいがち。その結果、赤ちゃんの昼寝の時間が長くなりすぎて、今度は夜に寝ようとしなくなり、夜泣きにつながってしまう場合があります。
この悪循環をさけるため、赤ちゃんの昼寝の時間をほどほどにして、午前中に一緒に外出してみてはいかがでしょうか。
散歩で適度な運動をすることで、赤ちゃんも睡眠に誘導されやすくなります。帰宅後、一緒にお母さんも30分ほど昼寝をすれば、仕事や育児の疲れも多少は軽減できるでしょうから。
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