ストレスの蓄積は現代生活におけるさまざまな健康障害の原因となっていますが、そんなストレスを解消してリラックスさせる成分として、トマトやカカオに多く含まれる γ-アミノ酪酸の一種、GABA(ギャバ)を配合した食品・飲料やサプリメントが注目されています。
現代の社会生活では日々のストレスが蓄積されてゆきがち。こうしたストレスやうつの解消に働く成分として注目を集め、さまざまな食品に配合されるようになってきた物質の一つに、GABA(ギャバ)があります。
GABAは、カカオや夏野菜などに多く含まれている天然のアミノ酸。発芽玄米 には100g中に10mgものGABAが含まれていて、これは白米に含まれるギャバの約10倍にあたる量です。チョコレートや飲料などに配合されているほか、サプリメント製品や特定保健用食品もあります。GABAをストレスや疲労の解消に利用しましょう。
↓
・ GABA配合サプリメント・栄養補助食品
GABAはガンマアミノ酪酸の一種で脳や脊髄で抑制性の神経伝達物質として働き、興奮した神経を落ち着かせる「抗ストレス作用」を持っています。GABAを使った医療用の医薬品も開発されており、外傷後遺症の頭痛や記憶障害などの治療に用いられています。
GABAは摂取後30分から一時間で、その血中濃度が最大になるので、ストレス状況が予想される場合は、30分~1時間前にGABA含有製品をとるのが効果的のようです。
GABAのおもな効果をあげると、
◆ 脳波をα波に変えてリラックスや癒しの効果がある。
◆ 心拍数を落ち着かせてリラックス状態にする。
◆ ストレス状況下における免疫力の低下抑制効果がある。
◆ 血圧の降下作用がある。
◆ 混乱、抑うつ、緊張不安の抑制効果がある。
◆ ギャバ摂取でこどもの学習効果の向上が確認された。
◆ 寝る30分前にギャバを摂ることで深く質の良い眠りを可能にする。
などがあります。
ただし、GABAが脳に及ぼすリラックス作用などのメカニズムは十分に解明されているわけではありません。現在でも研究や検証は進行中です。
セロトニン+GABAで睡眠不足とストレスを自然に改善↓
ギャバはトマト、きゅうり、ジャガイモ、なす、アスパラガス、かぼちゃなどの野菜、メロン、みかんなどの果物、漬物などに多く含まれています。また最近、キムチからギャバを効率よく生産できる乳酸菌が発見されたことにより、チョコレートや飴などの菓子類、コーヒーなどの飲料、醤油などの調味料等、さまざまなGABA添加食品が開発・販売されています。
↓
・ GABA配合の食品・飲料
GABAを多く含有するトマトには一個(250g)の中に150mgものGABAが含まれています。トマトやをよく食べる人は、かなりの量のギャバを摂取できていることになりますね。
アスパラガスから抽出した休息成分誘発物質配合ドリンク↓